東京のんびり読書会 第1回読書会(課題本:平野啓一郎「ある男」)

本が好きな人たちと本のことを話し合える第三の居場所
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【この読書会について】
・参加者があらかじめ1冊の本を読んできて、当日その感想について話し合う課題本型読書会です。
・主に小説(文学作品)を読みます。
・最初は文学作品から始めますが、その後はSF等の幅広いジャンルにチャレンジしたいです!
・選書は最初は主催者が行いますが、その後は参加者の意見を聞きながら選んでいきたいと思っています。
(何かみんなで読みたい本があるという方は是非参加して意見を聞かせてください!)
・主催者も昔読んだ本についてほとんど内容を忘れてしまっているので、本にそんなに詳しくない方や、これからいろんな本を読んでみたいという方も歓迎です!
・仕事や家庭で嫌なことがあっても、本を通じてほっとできる居場所をつくりたいです!

【第1回読書会について】
※ この読書会は10月7日(土)に開催する予定でしたが、主催者の都合により10月28日(土)に延期したものです。御迷惑をおかけして申し訳ありません。

〇平野啓一郎「ある男」を選んだ理由
・長さが手ごろだから。
(文庫本1冊なので369ページで、1週間もあれば十分読めます。がんばれば3日くらいで読めます。)
・映画化もされているメジャーな作品であり、映像化されていることによって、小説と映画の比較が可能だから。(2022年に妻夫木聡さん主演で映画化)。
・以下のとおり、この本を読んでいて他の読者と議論してみたい点が多く、一人で読んでそれでおしまいというのは惜しいと感じたから。

〇平野啓一郎「ある男」の内容
・里枝は、大祐・ある男Xと出会い、その人柄に惹かれ、結婚し、幸せな家庭を築いている。
・しかし、大祐は事故で亡くなってしまう。大祐の実家に大祐の死を知らせて、大祐の兄が里枝のもとを訪れ、大祐が名前も過去も全部別人であったことが判明する。
・里枝は以前お世話になった城戸に、この件を相談し城戸は大祐の身元について調査を始める。
・城戸は(本当の)大祐の元恋人の美涼とも協力し、戸籍ブローカーの小見浦に翻弄されつつも、ある男Xの正体に迫っていく。

〇この本のおもしろいところ/議論してみたいところ
・Xはなぜ自分の名前を捨てて他人になりすましたのか?
・Xの名前は本当は何で、どのような人生を歩んできたのか?
・どうしても他人に成りすます必要があったとして、里枝まで騙し続ける必要があったのか?
・人生にとって過去とはどのようなものなのか?
・愛した人の過去が他の人のものであってもその人を愛し続けることができるのか?
・その人の過去が別人のものだったらその愛はどうなるのか?
・城戸も別人になりすますシーンがあるが、このなりすましはXとは別の理由がありそうである。それはなぜか?別人になりすますというのは快楽なのか?
・人は人生に深刻なダメージを受けたとき別人になりすますという行為によって救われるのか?

〇当日の流れ
・順番に自己紹介とこの本の簡単な感想を述べてください。
・上記の「この本のおもしろいところ/議論してみたいところ」も含めてこの本の内容や感想について自由に議論します。(上記のおもしろいと感じたところはあくまで私の個人的な感想なのでこれ以外の論点も大歓迎です)
今なら2か月無料
体験できる
※2024年5月9日まで!

イベント情報

開催日時
2023/10/28(土) 16:30~18:30
開催場所
ルノアール四谷店 3階C
主催者の性別
男性
主催者の年代
40代

主催グループ

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