8/13(土)村上春樹の読書会/短編2作『クリーム』(22p)と『ヤクルト・スワローズ詩集』(25p) Zoom開催!

課題図書の作品理解、解釈が主の読書会です。
参加申し込み

別のサイトに移動します。

残り3席となってます。(ただいま7名の方の参加表明あり)
参加希望の方はお早めにお申し込みください。


●「中心がいくつもありながら外周を持たない円」とはなにか?
ファンの間でも人気のある『クリーム』

●春樹さん伝説の詩集のみならず、
父親との関係も描かれている『ヤクルト・スワローズ詩集』

※2作とも短編集「一人称単数」(文藝春秋)に所収。
(2作合わせて計47ページ程度です)

「中心がいくつもあってやな、いや、ときとして無数にあってやな、しかも外周を持たない円のことや」と老人は額のしわを深めて言った。「そういう円を、きみは思い浮かべられるか?」
「そういう円はちゃんと存在する。しかし誰にでも見えるわけやない」
「ええか、きみは自分ひとりだけの力で想像せなならん。しっかりと智恵をしぼって思い浮かべるのや。中心がいくつもあり、しかも外周を持たない円を。そういう血のにじむような真剣な努力があり、そこで初めてそれがどういうもんかだんだんに見えてくるのや」
(村上春樹 短編『クリーム』より抜粋)

どちらも奥行きの深い祝福に満ちた短編です。
この機会に初読、再読してみてはいかがでしょうか。

★読書会当日は本をお手元にご用意ください。

イベント情報

開催日時
2022/08/13(土) 19:30~21:30
開催場所
オンライン
主催者
サンダル
主催者の性別
男女ともいる

主催グループ

読書会の写真や過去のイベント情報などはこちらから
読書会という幸福

出典:amazon.co.jp

向井和美『読書会という幸福』

ありふれた日常の中で、読書という行為がどれほどの豊かな時間を与えてくれることか。三十年以上、全員が同じ作品を読んできて語り合う会に途切れることなく参加してきた著者が、その「魂の交流の場」への想いを味わい深い文章で綴る名エッセイ。読書会の作法やさまざまな形式の紹介、潜入ルポ、読書会記録や課題本リストも。