【オンライン】第22回 奥池袋読書会 『独学大全〜第2部』(全4回シリーズの二回目)

人文書と世界文学を二本柱とする、課題本型のオンライン読書会
四ヶ月間連続企画!
あの『独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたく人のための55の技法』
の読書会です。    

​鈍器本としてその厚さでも有名ですが、それを四分割し、
一回あたりの分量を大幅に減らしています!

今回の範囲は、第2部「何を学べばよいかを見つけよう」(P201〜P447)。

前回の範囲、「第一部 なぜ学ぶのかに立ち返ろう」は、
独学をしていく上で不可欠の「志」がテーマでした。

​その志を保持しながら、独学の結果として血肉化されたものは、己の認識基盤となり、思考を展開していく際のエンジンになってくれます。

では、どうやってエンジンを組み立てていけば良いのか?(注1)

いや、そんな技法以前に、いかにして「材料(資材)を集める」のかが、
独学者である私たちが新たに直面する問題なのです。
そもそも材料にあたる文献や資料がなければ、
どうしようもないわけで。
あてずっぽの渉猟が成立するなら、誰も苦労しません。

まずはターゲティングのためにも、己の内と外の「探検」から始まるでしょう。
(だが、「探検」ができるだけの知的な基礎体力が私たちにはあるの?)

次に、文献・資料を可能な限り集めることが求められます。
(そんな腕力がもともとあったなら、どんなに楽か・・・)

そして、その集めた文献の数々を
「横断的」にトラバースしていく脚力も必要となるでしょう。
(「銀の弾」ならぬ「銀の本」なんて存在しないし、でも、もう脚はガクガクしてるし・・・)

さらに自身の運動フォームがちゃんとしているかの検証も必要です。
(トンデモ情報って気持ちいいし、楽だし、コスパいいよね!
 あっ〜、快感! 昇天しちゃうの〜!!)


ここで余談ですが、読書会活動。
特に課題本型の読書会において、自分では気づけなかった視点や「んっ〜、そうか!」と唸ってしまう見解に遭遇することがよくあります。
(これが課題本型の魅力の一つ)

そのような気づきをもたらしてくれる方というのは、
みな、普段から読書を楽しんでいる方々ばかり。

これまで読んできた本の蓄積を基盤とし、
「本どうしの関係性の網の目」を
縦横無尽に往き来しているのんですよね。

うらやましい・・・。
いくら「アイデア・発想に関するハック」を駆使しても、
そういった方々にはかなわないのです。
なぜなら、いくらファストなハックを使用しようしても、
そもそもの底が浅ければサルベージしようがないのですから。
(また余談になっちゃうのですが、『戦国策』の登場人物の多くが、当代の教養人ばかりなのも納得がいきますね)

さて話を戻すと、先ほど「本どうしの関係性の網の目」という言いましたが、
この関係性を結びつけるのは他の誰でもありません。
あなた自身なのですよ。

あなた自身が、この本のこの箇所と、あの本のあの箇所は、〇〇という点で繋がってんじゃね?と思えば、まずはそこが起点になってきます。(注2)

読書会の例で言えば、複数の書物に散らばっている内容を、
課題本の内容に基づいて横断し整理していくということになりますね。

これは「シントピカル読書」の読書会バージョンそのものです。

そう。
第二部の狙いは、この「シントピカル読書」。
これを可能にさせることににあるのではと、個人的に睨んでおります。(注3)


というわけで、以上の内容をまとめてみましょう。

今回の範囲である第二部「何を学べばよいかを見つけよう」の内容は、いわば知的営為における「身体能力」に該当する箇所と言えます。(注4)
「独学における心技体」でいえば「体」にあたる部分(かな?)

第一部では独学の「心」のカードを得ました。
今回の読書会では、みんなで独学の身体能力、
つまり「体」のカードを得ましょう!(注5)

最後にひとつだけ。

運動部で活動したことのある方なら経験済みのことでしょう。
技能以前に、まずは身体能力の差が優劣に直結していることを・・・。
(各種プロ競技の世界でさえ同じことが指摘されている)


(注1)知的営為におけるエンジンをどのように組み立てていくか。独学の「心技体」のうち、「技」にあたるのが第三部か

(注2)発想レベルでは牽強付会でいいし、その方が上手くいくことが多い。
一方、それを他人に述べる際は、ちゃんと論証していくことが求められる

(注3)そうでない可能性も当然あるの。間違っていたらごめんなさい

(注4)「身体能力」云々は、あくまでも喩えですからね

(注5)独学の「心技体」も喩えです

イベント情報

開催日時
2021/12/12(日) 14:00~17:00
開催場所
オンライン開催(Zoomミーティングルーム)
主催者の性別
男女ともいる
主催者の年代
40代

主催グループ

読書会の写真や過去のイベント情報などはこちらから