【オンライン】第20回 奥池袋読書会『読む・打つ・書く 読書・書評・執筆をめぐる理系研究者の日々』
「読書会の普及」が目標!未読者参加型にもチャレンジ!!
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今回の課題本は
『読む・打つ・書く 読書・書評・執筆をめぐる理系研究者の日々』
(三中信宏、東京大学出版会)。
書いたのは、多くの著作・翻訳・書評で知られている理系研究者の三中信宏。
この著者が「本」というものに対してどのような姿勢で向き合ってきたのかを、赤裸々に綴ったものが本書である。
三中は私たちを焚きつける。
「(本に記載されているものは全て)読み尽くせ!」、
「(読んだら必ず息をするように書評を)打て!」、
「(自分が読みたいと思う本を)書け!」と。
そして、次のようなことも言っている。
「最後まで読み進むという第一段階だけでなく、
そこから何を読み取って(読み解いて)いくのかという
(読みの)第二段階がある」。
「書評した者も逆に評価されているのであり、あることないこと書き散らせば天罰が下る」。
「本を書くことは知識の体系化を図ること。
(受けた学恩に報いるためにも)もっと攻めの姿勢でのぞめ!」と。
さらに著者ならではの切れ味鋭いみなか節は加速していく。
ネット書店のレビューで目にする「分かり難い本=その著者が悪い」という評価基準へのあからさまな皮肉と取れるようなことすらも述べていくのだ。
「“善良みなか”がせっかく書いた文章にバクダンをしかけたり、余計な伏線を埋め込んだり、密かな暗号を刻みつけたりするのはすべてこの悪戯好きの“ワルみなか”のしわざである」と。
まるで黒い“ワルみなか”が本書の中で、イヒヒヒッと笑いながら、
読者を惑わすための混乱工作をしている姿が目に浮かんでくるではないか。
だが心配ご無用。
黒い“ワルみなか”は、言葉とは裏腹に(紙の)本を愛する者には非常に優しい。
読書のコツについて多数のヒントを与えてくれている(たとえば背景読みやギンズブルクや身体化など)。
書評初心者向けの書き方についても教えてくれている(初心者向けとは一言も言っていないが示してくれてはいる)。
いかにして生産的に書いていくのかというアウトプットに関しても、その有効策を提示してくれている(整数倍の威力など)。
とにかく本にまつわる貴重なヒントを、これでもかと開陳しているのだ。
心して読めば、あなたにもきっと、
黒い“ワルみなか”からの(本に対する愛情溢れる)プレゼントが見えてくるはず!
(ここからは主催者からの「読書会に来てね」というメッセージ)
本書の中に混在している白い“善良みなか”と黒い“ワルみなか”からの贈り物。
これを、みんなで受け取っていきませんか?
そして、「ここは黒い記述だ」とか、「本文のこことここは実は繋がっていて、こういうメッセージにも解釈できるよね」などと、みんなでワイワイ楽しい読書会にしていきませんか?
「今年一番の新刊書籍である」と、自信を持って選書しました。
多くの方におすすめしたい本なのです。
本好きだけでなく、「書く」ことを仕事にしている。
または「書く」ことに関心のある方々にも、
ぜひ参加して欲しいと願っております。
奥池袋読書会は、選書についてはきちんとするよう心がけていますが、
運営自体は感想をしゃべり合うことがメインの
ゆるい感じの読書会です。
気軽な感じで、遊びに来てくださいね。
『読む・打つ・書く 読書・書評・執筆をめぐる理系研究者の日々』
(三中信宏、東京大学出版会)。
書いたのは、多くの著作・翻訳・書評で知られている理系研究者の三中信宏。
この著者が「本」というものに対してどのような姿勢で向き合ってきたのかを、赤裸々に綴ったものが本書である。
三中は私たちを焚きつける。
「(本に記載されているものは全て)読み尽くせ!」、
「(読んだら必ず息をするように書評を)打て!」、
「(自分が読みたいと思う本を)書け!」と。
そして、次のようなことも言っている。
「最後まで読み進むという第一段階だけでなく、
そこから何を読み取って(読み解いて)いくのかという
(読みの)第二段階がある」。
「書評した者も逆に評価されているのであり、あることないこと書き散らせば天罰が下る」。
「本を書くことは知識の体系化を図ること。
(受けた学恩に報いるためにも)もっと攻めの姿勢でのぞめ!」と。
さらに著者ならではの切れ味鋭いみなか節は加速していく。
ネット書店のレビューで目にする「分かり難い本=その著者が悪い」という評価基準へのあからさまな皮肉と取れるようなことすらも述べていくのだ。
「“善良みなか”がせっかく書いた文章にバクダンをしかけたり、余計な伏線を埋め込んだり、密かな暗号を刻みつけたりするのはすべてこの悪戯好きの“ワルみなか”のしわざである」と。
まるで黒い“ワルみなか”が本書の中で、イヒヒヒッと笑いながら、
読者を惑わすための混乱工作をしている姿が目に浮かんでくるではないか。
だが心配ご無用。
黒い“ワルみなか”は、言葉とは裏腹に(紙の)本を愛する者には非常に優しい。
読書のコツについて多数のヒントを与えてくれている(たとえば背景読みやギンズブルクや身体化など)。
書評初心者向けの書き方についても教えてくれている(初心者向けとは一言も言っていないが示してくれてはいる)。
いかにして生産的に書いていくのかというアウトプットに関しても、その有効策を提示してくれている(整数倍の威力など)。
とにかく本にまつわる貴重なヒントを、これでもかと開陳しているのだ。
心して読めば、あなたにもきっと、
黒い“ワルみなか”からの(本に対する愛情溢れる)プレゼントが見えてくるはず!
(ここからは主催者からの「読書会に来てね」というメッセージ)
本書の中に混在している白い“善良みなか”と黒い“ワルみなか”からの贈り物。
これを、みんなで受け取っていきませんか?
そして、「ここは黒い記述だ」とか、「本文のこことここは実は繋がっていて、こういうメッセージにも解釈できるよね」などと、みんなでワイワイ楽しい読書会にしていきませんか?
「今年一番の新刊書籍である」と、自信を持って選書しました。
多くの方におすすめしたい本なのです。
本好きだけでなく、「書く」ことを仕事にしている。
または「書く」ことに関心のある方々にも、
ぜひ参加して欲しいと願っております。
奥池袋読書会は、選書についてはきちんとするよう心がけていますが、
運営自体は感想をしゃべり合うことがメインの
ゆるい感じの読書会です。
気軽な感じで、遊びに来てくださいね。
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