学びながら読む、3週間の "おそい" 読書 書籍 : 『方法序説』(デカルト著)

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講義概要
今から約400年前、現代科学の礎が築かれた科学革命の時代、ルネ・デカルト(1596–1650)という一人の天才が、新たな哲学を打ち立てるために奮闘していたことをご存知でしょうか。この講義では、そんな彼の努力のなかで生み出された稀代の名著『方法序説』(1637)を三週間かけて一緒に読んでゆくことになります。

この本を読んで得られるものを一言で表すならば、〈考えるための方法〉ということになるでしょう。彼の生きた17世紀は「方法の世紀」とも呼ばれる時代でした。なぜ方法なのか。それは、新たなものごとの誕生には常にそれを遂行するための方法が伴わなければならないからです。前の時代と同じやり方では同じ結果になってしまう。彼らは方法を打ち立てることで、新たな科学を、そして新たな哲学を打ち立てようと試みたのではないかと私は考えています。

『方法序説』はそんな方法の世紀においても、随一の影響力と破壊力をもつ書物でした。その内容を見ると、現代科学では否定されている事実や、批判されがちな心身の二元論などが登場してきます。しかし、本書を読む上で重要なのは、デカルトがそのような考えに至ったのはなぜか、という点です。そこにこそ方法があるからです。そのような思考の方法は、いつの時代にも妥当しうるものとして、現代の我々にとっても大いに参考になることでしょう。

使用テクスト:『方法序説』は岩波文庫や中公クラシックス、白水Uブックス等から翻訳が出ています。各自手に入れやすいものをご用意ください。それぞれで訳が異なる部分があると思いますが、そういった違いがなぜ生じてくるのかを考えることも含めて楽しみましょう。
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※2024年5月9日まで!

イベント情報

開催日時
2021/01/16(土) 11:00~12:30
開催場所
オンライン(6000円:毎週土曜11:00-12:30)
主催者
The Five Books
主催者の性別
男女ともいる
主催者の年代
30代

主催グループ

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