MANABICA BOOK CLUB オンライン読書会『Carvre's Dozen』

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“チェーホフによって照らしだされた道を歩みながら、カーヴァーは自らのために、地味ではあるが色褪せることのないゴールを設定していた。「良き小説というものはね」と彼は言った、「ひとつには、ある世界のニュースを別の世界に伝えるものなんだ」。カーヴァーは信じていた、大事なのは普遍的なものなのだと。愛や、死や、夢や、絶望や、希望であると。”

──『カーヴァーズ・ダズン』のための序文より

今回のリクエストは、レイモンド・カーヴァーの傑作を、村上春樹が訳しセレクトした『Carver's Dozen』です。

レイモンド・カーヴァーは、村上春樹が日本に紹介したことでも知られる、アメリカの小説家・詩人です。

カーヴァーの短編は、ストーリーの結末らしい結末も、伏線をはって回収するようなエンターテイメントも、基本的にはありません。しかし、簡潔な文章がつむぐ作品ごとの印象、それがカーヴァーの魅力です。

例えば、本書の一編『サマー・スティールヘッド』の解説として、村上春樹が「最後に読者に向かってひょっと投げ出したようなこういう無造作な悲しみ」と言ったような。（各編ごとにつく解説も本書の魅力です。）

カーヴァーは、自身が簡潔さを好む理由として、「一度に書け、一度に読めるから」と言っています。カーヴァーを手に取ったことがない方でも、どの一編か彼の作品を一度に読んでみて、その印象を味わってみてください。

（読書会では、参加者それぞれ本書の中から気になった作品をあげていただき、それをみなさんで語りたいと思います。）

（Amazon）
https://www.amazon.co.jp/dp/4122029570/

※MANABICA BOOK CLUBでは、読みたい＆話したい本のリクエストをもとにイベントを企画しています。リクエストは以下のリンクから、お気軽にどうぞ。

https://forms.gle/MwJyjuB1hb2gHMK99

【場所】
オンラインなので、どこからでも。

※Zoomというオンラインミーティングサービスを使います。開催日前日までに、申し込みされたメールアドレス宛に接続方法をご連絡します。

※オンライン接続は9:50から可能ですので、お早めにいらっしゃって接続確認をすることも可能です。

【参加資格】
『Carver's Dozen』を読まれた方なら年齢、所属とわずどなたでも

【参加費】
無料もしくは600円（カンパ制）

【定員】
6名程度

【その他】
キャンセルされる場合は、分かりしだい連絡をお願いいたします。

イベント終了後、30分程フリートークを予定しておりますので、お時間ご都合の合う方はぜひご参加ください。

【お問合せ先】
メール：manabica.contact[あっと]gmail.com
Twitter（DM）：https://twitter.com/manabica_ed

【過去の読書会開催レポート】

教育×読書会『砂場の少年』　2019/7/15
https://www.manabica.com/posts/6614507

オンライン絵本読書会『ぼくを探しに』　2020/3/15
https://www.manabica.com/posts/7952267

オンライン読書会『海辺のカフカ』　2020/4/26
https://www.manabica.com/posts/8164986

オンライン読書会『オラクルナイト』　2020/6/14
https://www.manabica.com/posts/8525484

オンライン読書会『「自由」はいかに可能か』　2020/8/20
https://note.com/manabica/n/nc548b98bde30

オンライン読書会『こころの処方箋』　2020/11/08
https://note.com/manabica/n/nc548b98bde30